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発毛剤ってなに?どんな効果があるの?

 

発毛剤をはじめ、薄毛対策にはさまざまなものが用いられます。一方で、発毛剤の存在は知っていても、どのような目的を持って使用されるのか分からないという人は少なくありません。そこで今回は、発毛剤を使用する目的と効果に加え、具体的な作用メカニズムについてもご紹介します。

発毛剤とは?

ヘアケア剤の中でも医薬品成分による新たな発毛を促す効果が実証されているもの。皮膚に直接塗布する“塗る発毛剤(外用薬)”と“飲む発毛剤(経口薬)”に分けられ、それぞれ異なるメカニズムで発毛を促します。配合されている有効成分も異なっており、外用薬ではミノキシジルやアデノシンなどがあげられます。一方の経口薬には、フィナステリドなどを配合したものが一般的です。

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発毛剤はどんなメカニズムで効果が出るの?

同じ発毛剤に分類される治療薬であっても、配合されている有効成分によって期待できる効果が異なります。代表的な有効成分をいくつかご紹介するとともに、その具体的な効果や作用メカニズムについてご説明します。


・ミノキシジル 主に外用薬の有効成分として用いられるのがミノキシジルです。この成分には毛母細胞の細胞分裂を促す効果だけでなく、血行促進効果があり、日本皮膚科学会のガイドラインで発毛効果も認められています。脱毛症に有効な医薬品といわれており、約30ヶ国で大衆薬として販売されています。

なお、ミノキシジル外用薬は身近な小売店などでも購入できます。2018年8月に発売された新しい発毛剤である「スカルプDメディカルミノキ5」には、濃度5%のミノキシジルが配合されているため、高い発毛効果が期待できるでしょう。 (※1)


・フィナステリド フィナステリドは、AGAの原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を阻害し、薄毛を改善する成分です。主に経口薬に配合される有効成分であり、代表的なAGA治療薬であるプロペシアの主成分となっています。そもそも、AGAを引き起こすDHTは、体内のテストステロンが5α還元酵素と結びつくことによって生成されます。フィナステリドは5α還元酵素の働きを阻害するため、結果的にDHTの生成を抑制し、AGAを改善に導きます。 (※1)


・デュタステリド デュタステリドもフィナステリド同様、5α還元酵素の働きを阻害してAGAの改善に導く成分です。この5α還元酵素にはI型とII型の2種類が存在します。上記のフィナステリドがII型のみに作用するのに対して、デュタステリドはI型とII型の両方に作用します。

試験の結果によると、デュタステリドはフィナステリドよりも、全般的にやや優れた効果があると実証されています。しかし、副作用の頻度も少し高いことが知られています。 (※1)

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発毛剤で効果が出ないことはある?その理由は?

発毛剤は、利用後に必ずしも効果を実感できるというものではありません。人によっては効果が感じられないということもあります。

中には発毛剤を利用すると、髪の毛がニョキニョキと生えてくるというようなイメージを持っている方がいるかもしれません。発毛剤は、産毛の状態まで脱毛が進行してしまった場合に成長が止まった毛髪を太く長く成長させて、密度を増やすという役割を持っています。実際に、発毛剤の使用前と使用後に毛髪の本数をカウントしたところ、本数の増加は見られなかったというデータがあります。しかし、外見からはあきらかに脱毛が改善されているように見えたことから、本数ではなく今ある髪の毛の成長を促すというのが発毛剤の本来の効果だといえます。

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参照

※1男性型脱毛症治療の現状と今後の展望
https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/133/2/133_2_78/_pdf

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