薄毛対策に有効な方法は?発毛のために必要なこととは?
薄毛に有効とされている対策は、実にさまざまなです。一方、種類が多すぎるゆえに「本当に効果的な対策が分からない」という人も少なくありません。薄毛対策において十分な効果を得るためには、原因を特定した上で適切な対策を選ぶ必要があります。そこで今回は、薄毛対策における原因分析の重要性や、原因に合わせた対策についてご紹介します。
薄毛対策や発毛を促進する上で効果的な方法は?
薄毛は、一般的に男性ホルモンの一種テストステロンが5αリダクターゼによってDHT(ジヒドロテストステロン)に変換され、DHTが毛母細胞の働きを抑制することで進行するといわれています。DHTが薄毛の根本的な原因ですが、DHTが発生する理由はさまざまです。一説には加齢とともに減少する男性ホルモンを補充するためにDHTが発生するともいわれています。
食生活の偏りによる栄養不足はヘアサイクルを乱す原因となります。加えて過度のストレスや頭皮への刺激、ホルモンバランスの乱れも同様です。薄毛を引き起こす原因が異なれば、その対策方法は変わってきます。
薄毛の原因を個人で特定するのは困難です。専門の医師に相談して、原因の分析から治療をはじめましょう。 (参照※1※3)
AGAが薄毛の原因である場合の対策は?
AGAの治療のためによく使われるのが、内服薬です。代表的なAGA治療の内服薬としては、フィナステリドやデュタステリドを配合したものが有名です。
フィナステリドやデュタステリドには、5αリダクターゼの働きを阻害する効果が認められています。それによってDHTの生成が抑制、ヘアサイクルの正常化を促します。つまり、AGAの原因に直接作用する治療薬といえます。
フィナステリドとデュタステリドの作用は似て非なるものです。そもそも、5αリダクターゼは生え際などに分布するII型と全身に分布するI型の2種類が存在します。フィナステリドが作用するのはII型の5αリダクターゼのみであり、デュタステリドはI型とII型の両方に作用します。
AGAが疑われる方には、フィナステリドもしくはデュタステリドによる治療をおすすめします。またミノキシジル外用薬のような発毛剤を使うのも良いでしょう。使用に際しては、医師の指示を仰ぐようにしましょう。 (参照※2※4)
生活習慣の乱れが原因である場合の対策は?
生活習慣の乱れも薄毛を引き起こす原因の一つです。とりわけ食生活の偏りは薄毛と大きく関連しているといわれています。髪の成長にはタンパク質や亜鉛などのミネラル、そしてビタミンB群をはじめとした各種ビタミンが欠かせません。食生活の乱れによって栄養が偏ると、発毛や髪の成長に必要な栄養素が不足してしまい、結果的に薄毛につながります。発毛を促すためにも、日頃から栄養バランスのとれた食生活を心掛けましょう。
また、睡眠時間の確保もれっきとした薄毛対策になります。成長ホルモンは睡眠中に分泌されるため、十分な睡眠が取れないと、髪の毛の成長が遅くなってしまう可能性があります。薄毛の予防・改善のために、十分な睡眠時間を確保しましょう。
バランスのよい食生活と十分な睡眠。規則正しい生活は、薄毛治療の第一歩です。薄毛が気になってきたという方は、ぜひ試してみてください。
参照
※1髪の健康を考える~美しい髪で過ごすには~
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jmj/59/4/59_327/_pdf
※2男性型脱毛症治療の現状と今後の展望
https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/133/2/133_2_78/_pdf
※3男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
※4AGAってなに? http://www.aga-news.jp/secure/about_aga/index.xhtml
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