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粃糠(ひこう)性脱毛症とは?完治を目指せる脱毛症なの?

 

多量のフケを伴う脱毛症として、粃糠(ひこう)性脱毛症が挙げられます。これはフケ症と脱毛が合併した症状であり、不規則な生活や、不適切なシャンプーが原因とされています。男女問わず症例が多く、重症化するケースもありますので注意しましょう。今回は、粃糠性脱毛症の原因や対策、治療法についてご紹介しましょう。

粃糠性脱毛症とは?

粃糠性脱毛症は、大量のフケを伴う脱毛症です。頭皮環境が悪化し、乾燥したフケが毛穴を塞ぐことで炎症が起こり、発毛や髪の成長を阻害します。頭皮とはいわば、新たな髪が発毛し、成長するための土壌のようなもの。それが悪化するとヘアサイクルが乱れ、薄毛を引き起こします。

頭皮環境が悪化する原因はさまざまですが、代表的なのがシャンプーです。洗浄力の強すぎるシャンプーは、頭皮に必要な皮脂まで洗い流し、刺激に弱くなる原因となります。また、体質に合わないシャンプーそのものが、頭皮への刺激となることも少なくありません。

洗髪方法にも気を配りたいところです。頭皮はデリケートな部位であり、強く擦ると傷つけたり、痛めたりする恐れがあります。もし爪を立てて、頭皮をゴシゴシと洗っているならば、洗髪方法を見直しましょう。指の腹で優しく、揉み込むように洗うのがコツです。 不適な洗髪も、粃糠性脱毛症を引き起こす原因のひとつ。正しいシャンプーの選び方、そして正しい洗い方をマスターしましょう。

紫外線も頭皮環境を悪化させる原因のひとつです。頭皮も肌に含まれるため、強い紫外線を浴びたり、太陽光を長時間浴びたりすると日焼けします。また、乾燥も頭皮の大敵です。乾燥に伴って頭皮の防御能力が低下し、細菌やウイルスが侵入・繁殖しやすい状態となります。フケが発生しやすくなり、粃糠性脱毛症を発症する恐れがあるのです。

頭皮環境の悪化によって発症する粃糠性脱毛症には、さまざまな原因が考えられます。極端にフケが多く、頭皮の炎症も認められる場合は、脂漏性皮膚炎および脂漏性脱毛症の疑いがあります。できるだけ早く専門クリニックを受診し、治療を受けてください。

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粃糠性脱毛症は治療できる?

粃糠性脱毛症の主な原因は、頭皮環境の悪化です。その原因を解消すれば、粃糠性脱毛症を改善することができます。まずは、普段使用しているシャンプーの見直しから始めます。

洗髪の目的は、髪や頭皮の汚れ・余分な皮脂などを落とすこと。しかし、皮脂の落としすぎは厳禁です。皮脂には頭皮を保護する役割があるため、洗浄力の強すぎるシャンプーを使うと、必要な分まで洗い流してしまいます。洗髪は、1日1回で十分です。回数が多ければ多いほど、頭皮の皮脂不足を招きます。洗浄力の強すぎるシャンプーは避け、低刺激のものや、保湿成分を含むものを使用してください。

粃糠性脱毛症は、個人でもある程度の改善を目指せる脱毛症です。しかし、これは症状が軽度な場合の話に過ぎません。頭皮の炎症が広がっていたり、脱毛が著しかったりと、重症化した粃糠性脱毛症は、個人の手に負えません。早急に専門クリニックや皮膚科を受診してください。とりわけ専門クリニックであれば、あらゆる角度から原因を分析し、適切な治療を施します。早期改善を目指すためにも、専門の医師に相談してみましょう。

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