AGAを改善するためには治療が必要ですが、「そもそも髪は生えるの?」「どれくらい通院すればいいの?」「費用はいくらかかる?」など、不安だけど治療にまでは踏み出せない方が多くいらっしゃいます。
そこで治療に踏み出せない方向けに、治療期間や治療費のことなど、薄毛治療にあたって知っておくと便利なことをDクリニックがまとめました。
目次
AGA(薄毛の原因)とはなにか?症状やメカニズムは?
AGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンの働きが原因で起こる疾患。
- 髪の毛をつくる毛母細胞の中にある酵素「5aリダクターゼ」が、突然活動を始める
- 5aリダクターゼが、体内の男性ホルモン「テストステロン」を、より強力な「ジヒドロテストステロン」に変換
- ジヒドロテストステロンが髪の毛の成長を抑制し、寿命を短くする
というメカニズムで、抜け毛が増え、薄毛が進行していきます。
さらに詳しく知りたい方は、AGAの原因をご覧ください。
早ければ10代、20代で発症することもあり、生え際、頭頂部、前頭部などから薄毛がはじまるのが大きな特徴です。
自分が薄毛(AGA)かどうか調べられる?
AGAの可能性を判断するには、いくつかポイントがありますが、最も実感しやすいのは、早期段階に起こる「抜け毛の増加」。「手で髪をすくと、簡単に毛が抜けるようになった」「洗面所やお風呂、床などに落ちている毛が明らかに多くなった」と感じる場合は、AGAによる脱毛が疑われます。しかも、抜けた毛に「細く弱々しい」「毛根部分が丸くない(尖っていたり、糸のようなものが出ている)」などの特徴がある場合は要注意。まだ薄毛になっていない方も、これから急激に薄毛が進んでいく可能性があります。早期発見・治療のためにも、いちど頭髪治療専門クリニックの医師にご相談することをおすすめします。
セルフチェックページでAGA診断ができます 。
AGA治療でもっともよい治療方法は?
薄毛治療には、大きく分けて次の4つの方法があります。
- 薬剤治療(内服薬・外用薬)
- 植毛・増毛
- 光治療・LED治療
- 成長因子・細胞の注入
このうち、AGAに最も有効性が高いのは①の薬剤治療です。なぜなら、薬剤治療で使われる薬(フィナステリド・デュタステリド)は、男性ホルモンを変換する5aリダクターゼの働きを抑え、脱毛の原因である「ジヒドロテストステロン」そのものをつくらせないようにすることができるからです。他の治療には、このような効果はありません。 さらに詳しく知りたい方は、AGAに最適な治療法は?をご覧ください。
治療をするには、どんな病院(何科)を選べばいいの?
AGAの薬剤治療ができる医療機関は、大きく分けて皮膚科と頭髪専門クリニックの2つがあります。
皮膚科は、一般的にAGAによる脱毛を食い止める治療を行います。一方、頭髪専門クリニックは、脱毛を食い止めながら発毛を促し、髪の量を増やすことを目的とした積極的な治療を行います。頭髪専門クリニックは、多角的な投薬や発毛のためのトータルアドバイスを行うために費用は高くなりますが、薄毛が進んでいて「髪の量を増やしたい」と考えている方、「少しでも早く結果を出したい」方、そして「自分の体調や状態に合った治療を受けたい」といった安心感を求める方には、頭髪専門クリニックでの治療をおすすめします。
皮膚科 | 頭髪専門クリニック(参考:Dクリニック) | |
---|---|---|
医師 | 皮膚全般の専門医 | 頭皮・毛髪の医師、頭髪治療の専門家 |
治療内容 | 脱け毛の抑制のみ | 脱け毛の抑制+発毛治療 |
治療経過の確認 | 視診 | 頭部画像撮影+マイクロスコープによる視診 |
治療薬 | 通常処方薬(内服薬・外用薬) | 個人に合わせた濃度・配合の処方薬(内服薬・外用薬) |
生活習慣アドバイス | 基本なし | あり(睡眠、食習慣など) |
治療費(1ヵ月) | 7,000~1万5,000円(保険適用外) | 最大治療時:3万2,000円(保険適用外) |
治療をすれば必ず薄毛は改善する?
AGAは、投薬治療を始めれば、ほぼ全ての方に発毛効果があります。しかし、抜け毛が始まって数年が経ち、薄毛がかなり進行しているような場合は、頭皮の毛穴自体が退行しているため、発毛までに時間がかかったり、思うように毛量が増えなかったりする可能性もあります。「抜け毛が増えてきたかな」と感じるくらいの早期段階から治療をはじめれば、発毛を実感できる可能性は高いです。よくクリニックのサイトで「AGAは早めの治療を」と謳っているのにはこういった背景があります。
こちらから年代・症状別の改善例がご覧になれます。
治療開始から効果が出てくる期間は?
脱毛抑制+発毛治療を開始すると、個人差はありますが、約3~6ヵ月で「抜け毛が減った」「新しい毛が生えはじめた」「髪の毛が増えてきた」という具体的な実感を持てるようになります。治療から約1年がたつと発毛量は最大になり、生えている髪の量も安定してきます。
髪が生えたら、治療をやめていい?
AGAは進行性の疾患であるため、治療をやめると、ふたたび脱毛が起こります。毛髪の状態を安定させるために、治療開始から最低1年半は治療を続けることをおすすめしていますが、生えた毛髪を守るためには、そこからさらに治療を続けていく必要があることを心に留めておいてください。
さらに詳しく知りたい方は、AGAは治る病気?をご覧ください。
- Dクリニックは、段階的な治療のご提案で、患者様の費用的な負担を軽減します
- AGAの治療は長期的なものだからこそ、患者様に無駄な治療はおすすめしません。最初は納得していただけるところまで毛量を増やすために脱け毛抑制+発毛促進の積極的な治療を行い、髪が増えたらご希望に応じて脱け毛抑制のみの治療に切り替える、といった治療も可能です。ジェネリック医薬品の処方もしておりますので、費用面が気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
治療例と費用イメージ
治療開始~1年半(目安) | ||
---|---|---|
アドバンスド発毛治療 (抜け毛抑制+発毛促進) |
内服薬2種・外用薬1種、複合サプリメント | 1ヵ月15,000~32,000円 |
治療1年半以降~(目安) | ||
---|---|---|
単発処方治療(抜け毛抑制) | 内服薬1種 | 1ヵ月11,000~14,500円 |
病院に通わなくても、髪を増やす方法はあるのでは…?
AGAによる抜け毛の抑制には、今のところ投薬治療以外に有効な手段はありません。生活習慣や食習慣の改善、市販の発毛剤、マッサージなど、一般的に発毛によいとされている方法は、抜け毛の進行をやや遅延させることはできますが、症状は確実に進んでいきます。また、昨今は通信販売などでAGA治療薬を簡単に手に入れることができますが、個人輸入の薬は日本人の体に合わせた処方ではない上に偽造品も多く、健康被害が数多く報告されています。また、健康を害した場合の補償は一切ありません。
さらに詳しく知りたい方は、AGA治療薬は、通販で購入しても大丈夫?をご覧ください。
AGAの可能性がある場合は、ぜひ医療機関で診察を受け、処方された薬剤で安心して治療を進めてください。
治療ができない人っているの?
AGA治療薬のうち、フィナステリドとデュタステリドは男性ホルモンに影響を与えるため、治療開始から1~2年以内に子作りを考えている方には治療をおすすめしません。治療を続けている方が子作りを希望する場合は、薬の血中濃度を0にするため、ある一定期間該当する投薬を中止し、影響のない別の薬で脱毛を抑制します。また、ごく一部ではありますが、薬が身体に合わず副作用がでてしまう方もいます。
さらに詳しく知りたい方は、AGA治療薬の副作用をご覧ください。
クリニックに行く前に、気をつけたほうがよいことは?
初回診察では、治療内容の説明や問診票にもとづくカウンセリング、医師による問診や視診、頭部撮影などが行われます。
Dクリニックの治療について詳しく知りたい方は、治療の流れをご覧ください。
気軽に診察をうけていただくことが一番ですが、事前にいくつか準備をしていただくと、医師が頭皮の状態を正しく把握でき、より有効な治療を提案することができます。
- 頭皮は清潔にしておきましょう。前日または当日にシャンプーをし、整髪料などもなるべくつけないようにしてください。
- 血縁者(父、母、父方・母方の祖父母、おじ、おばなど)に薄毛の方がいるかどうかを、わかる範囲で確認しておきましょう。遺伝はAGAの重要な要因であるため、情報によっては有効な治療内容が変わることもあります。
- いま飲んでいる薬があれば伝えてください。おくすり手帳を持って行くとスムーズです。
- 半年以内に健康診断や人間ドッグを受けている場合は、検査表をお持ちください。血液検査などが免除され、治療費用を軽減できる場合があります。
AGAの治療について、ご理解いただけたでしょうか。
AGAは、早期に発見・治療を行えば、必ず改善できる病気です。長く治療を続けられるよう、医師や医療スタッフと相談していただきながら、髪がしっかりと生える喜びを手に入れてください。
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