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脱毛症を克服する方法はある?

 

脱毛症を克服する方法はある?

照島雅之 医師
Dクリニック福岡
照島雅之先生

原因を特定し、適切な治療を行うことで脱毛症は十分克服できます。

脱毛症と一括りにしても、その症状は実にさまざまです。症状によって適切な克服方法が異なりますので、代表的なものをいくつかピックアップしてお話します。

・AGA(男性型脱毛症)
AGAは、ジヒドロテストステロン(DHT)というホルモン物質が頭皮のヘアサイクルを乱すことで引き起こされる、男性特有の脱毛症です。ジヒドロテストステロンは男性ホルモンの一種であるテストステロンと、体内の5αリダクターゼ(5α還元酵素)が結合して生成されます。 5αリダクターゼの活動を阻害できれば、進行を食い止められる脱毛症ですので、それに作用するプロペシア錠やザガーロカプセルといった治療薬が用いられます。

・円形脱毛症
ストレスなどが引き金で発症する脱毛症の一種です。主な症状として、頭部の随所に十円玉大程度の脱毛が確認されます。そのほか、単発性円形脱毛症、多発性円形脱毛症、多発融合型、多発融合型、全頭型というパターンがありそれぞれ症状が変わります。

その原因にはさまざまな説があるものの、自己免疫疾患が原因という説が有力です。円形脱毛症の治療においては、発症の引き金となり得るストレスを取り除くことが重要となります。いずれにしても、頭髪専門クリニックなどで治療を受けましょう。

・びまん性脱毛症
広範囲にまたがり、全体的に頭髪のボリュームが減少する脱毛症です。女性に多くみられる脱毛症として知られています。生活習慣の改善をはじめ、ミノキシジル外用薬を用いた治療によって改善を望むことができます。

・粃糠性脱毛症
粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)の特徴として、多量のふけや痒み、発赤を伴います。多量のふけが毛穴を塞ぎ、常在菌であるマセラチア菌が異常繁殖するため、脂漏性皮膚炎を併発する可能性があります。炎症が強い場合はステロイド外用薬を使用するものの、生活習慣の改善も効果的です。なお、粃糠性脱毛症の根本的な原因は解明されていません。

・牽引性脱毛症
ポニーテールやエクステなどのヘアスタイルにより、髪の毛が無理に牽引されて発症する脱毛症です。改善するためには髪の分け目やヘアスタイル方法を変える必要があります。長期間による牽引によって起こった牽引性脱毛症は、ヘアスタイルを変えてもなかなか治りづらい可能性があります。この場合、髪を短くカットするなどの対策が有効です。

いくつかの種類が存在する脱毛症ですが、独断での対策は困難であり、リスクも伴います。脱毛症が疑われる場合や、少しでも不安を感じた場合は、できるだけ早めにAGA専門クリニックで診察を受け、専門の医師に従って対処しましょう。

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